トップぺージ | 活動記録 | 気まぐれ機関誌 | 練習日記 | リンク集 | 掲 示 板 |
「気まぐれ機関誌」の目次へ戻る |
夏の旅行記『新穂高温泉から軽井沢へ』 | |||||
あきとパパ 2015年8月17日 | |||||
いつものことながら、夏休みになると決まった様に信州方面への旅行に出向くのが我が家の恒例行事になっています。
中でも軽井沢は、我家にとっては故郷の様な存在であり、30年近く前からほぼ毎年の様に、お盆に実家へ帰省する感覚で出向いています。
今年の場合は例年より一足早く、7月27日から4泊5日の日程でした。
ちなみに、当地からの距離は約550kmにもなりますが、今年も車一筋で頑張ってきました。(東京からは150km) |
|||||
【初日::新穂高温泉と深山荘】 新穂高と言えば、アルプス連邦の西穂高岳を始め槍ケ岳への登頂口であり、登山家には馴染みの温泉地かと思います。
ところが、この私にとっては登山とは全く縁がなく、山に登るならロ−プウェイとかケーブルカーでしか登ったことがありません。
そんな人種が何故新穂高温泉かというと、20年余りも前のことでしたが、深山荘の温泉のお湯が前の川に流れ込み、川全体が温泉
状態になっていたことに偶然ながら出会ったことがあり、子供が大変喜んでくれたことが忘れられずに、それ以来時折尋ねることに
していますが、残念ながら川の水量が多いと冷泉なってしまうので、なかなか思うような適温に出会ったことはありませんでした。
(今年も2年前もダメでした) |
|||||
[宿泊した深山荘] 川沿いの温泉旅館であり前の川の水量が少なければ川全体が露天風呂になる。 右の露天風呂とは別に、川向かいには複数の家族風呂も備わっている。 |
[深山荘の露天風呂] 旅館のすぐ側にある露天風呂の様子。 下の川は、今年も水量が多く冷た過ぎる冷泉になっています。 露天風呂は、"熱目の上段/中段/ぬる目の下段"の3段構えになっており、写真は下段でその直下は川の冷水が流れている。 |
||||
【2日目:::新穂高温泉から軽井沢へ】 同じ信州といっても、新穂高と軽井沢では場所が異なり、岐阜県と長野県の東端では優100km以上は離れており、移動が大変なロスに なります。 その昔なら、途中の上高地へ寄っていた時期もありましたが、そんな贅沢は今では許されません。 今回は何も考えずに、後から来る娘とは2日目から合流する約束になっていたので、ただひたすら早く軽井沢へ着くことを考え、松本 から長野自動車道に乗り上信越自動車道から一気 に佐久IC へ向かいました。 新穂高温泉を9時過ぎに出発してから、合流地点である軽井沢駅に午後2時半頃に着きました。 ざっと5時間余りの走れ走れの強行軍でした。 家族全員が揃ったところで、目指す旧軽井沢の貸別荘である「前田郷」へ向かいました。 その道中の景色には、懐かしさと何かホッとした安堵感が漂い、「やっと来たな〜ぁ」という思いでした。 |
|||||
【宿泊した貸別荘のテラス】 軽井沢へ出向いていた当初はペンション等を利用したこともありましたが、利用時間が宿側に拘束されることから、時間が自由に 使える貸別に落ち着いて随分と長くお世話になって来ました。 しかも、「前田郷」であれば、別荘地と同じ様な環境の中に点在しており、名ばかりの貸別荘とは明らかに異なり、別荘暮らしがそれなり に味わえます。 ちなみに、間取りは2LDKバストイレ付でログハウス風の外観です。 |
【貸別荘周辺の散策路 軽井沢を訪れる楽しみの一つとしては、個人的には別荘街を散策することが大きな魅力です。 早朝であれば多くの小鳥のさえずりを 聞くことが出来ます。 また、真夏でも炎天下にさらされることは無く、昼間でも暗い苔むした木陰を散策するのは、軽井沢特有の味わい だと思っています。 散策路には別荘が点在しており、その合間に貸別荘等が混在しています。 |
||||
【小鳥のさえずり】
暗騒音が大きくなってしまい聞きずらい音になってしまいましたが、ご容赦下さい。 |
|||||
【3日目以降::軽井沢とは】 軽井沢は、1,000mを越える高地(六甲山頂相当)であることから下界よりは10℃程度は涼しく、日中でも23℃程度であり雨天とも なれば 18℃程度に迄下がり、肌寒く感じ長袖が必要になる別天地です。 ただここ数年来は温暖化による猛暑から、その軽井沢でさえも暑いと思える日が幾日かあり、30℃を記録したこともありました。 (最近では扇風機を持参している) 軽井沢といえば、その昔々の話ですが、皇太子様と美智子様のご成婚時代に一躍脚光を浴びたことと、著名な避暑地であることは 広く知られています。 また、小東京の様な銀座街のすぐ近くの森には別荘街があり、そのギャップの面白さが特徴と言えるでしょう。 しかも、新幹線が開通したことから、東京からの出店が増え、1,000台規模の駐車場を持つアウトレットが出現したことにより、 軽井沢駅近くは人出が増え混雑と交通渋滞が増えるばかりです。 軽井沢と一口に言っても、旧軽井沢/新軽井沢/南軽井沢/中軽井沢/北軽井沢等の地名がありますが、ここで私がいう軽井沢とは 旧軽井沢を指しているものとご理解下さい。 また旧軽井沢には、軽井沢会テニスコート/聖パウロカトリック教会/万平ホテル/室生犀星記念館/旧三笠ホテル等が点在しており、 軽井沢の中心地とも言えるでしょう。 |
|||||
【軽井沢会テニスコート】 58年前には、皇太子殿下と美智子様のご成婚で一躍有名になったテニスコートです。 全部で13面ものコートが設けられている。 訪れた時は、昔のお嬢様達が華やかなテニスウェアに身を包み、第二の青春をおう歌されている様に見えました。 |
【聖パウロカトリック教会】 軽井沢銀座の一角にありながらも、華やかな銀座とは対象的に、ひっそりとたたずんでいます。 軽井沢はキリスト教と共に 発展してきた町です。 江戸時代は宿場町として栄え、1888年の鉄道開通と共に寂れましたが、A.C.ショウやD.ノーマンたち 宣教師によって「保健の聖地」 「国際的な避暑地」、そしてキリスト教の町として新たに歩み始めました。 |
||||
【万平ホテル】 軽井沢の深い木立に佇む山荘風の外観を持つ、クラシカルな雰囲気が漂う大人のリゾートホテルです。 我々庶民にはちょっと縁遠く 思えるホテルですが、カフェテラスでのお茶とケーキだけに訪れて、その雰囲気を味わっている人も多い様です。 |
【室生犀星記念館】 室生犀星は、誰もが知る日本文学を代表する詩人・小説家ですが、この記念館は、昭和6年に建てられた別荘を改修したものであり、 犀星は亡くなる前年の昭和36年までの5年間の毎夏を家族と共にここで過ごしました。 いまは、旧軽井沢の別荘街の一角にひっそりとたたずんでいます。 (テニスコートの裏側) |
||||
【賑わう軽井沢銀座】 旧軽井沢の中心として古くから賑わっている商店街であり、東京からの出店も多く、有名人が経営する店舗もあり、夏休み(8月半ば)に なると歩くのが難しい程の人出で賑わっています。 南軽井沢のアウトレットが出来る前は、この軽井沢銀座がショッピングの中心でしたが、その賑わいぶりは今も変わらない様に思えます。 私の様な人種には縁が薄い場所かも知れませんが、来た限りには一通り歩き回ってみて、何か変わったことが無いかと散策してみます。 |
【三笠通りのカラマツ並木】 新日本街路樹100景に選ばれ、春の芽吹きや秋の黄葉がとても美しく、多くの詩歌にも詠まれています。 軽井沢のポスターにはよく引用されるアングルですが、中央分離帯の街路樹が大きな特徴であり、筆者が好む場所の一つとして紹介 しておきます。 このアングルで何度もシャッターを切りましたが、憧れのポスターの様には上手く撮れませんでした。 |
||||
【昔の思い出話】 |
|||||
【アウトレットでのショッピング】写真は省略 |
|||||
∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽ 帰りのみちくさ ∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽ |
|||||
帰路は高速(上信越自動車道)には乗らずに、佐久〜立科〜長門牧場〜白樺湖〜蓼科ヴィーナスラインを迂回して、諏訪ICから中央道
に乗って、"みちくさ"をしながら帰るのがいつもの定番コースです。 |
|||||
【長門牧場1】 |
【長門牧場2】 |
||||
その昔は、どこにでもある様な素朴な田舎の牧場でした。
いつも軽井沢からの帰りには立ち寄り、美味しいピロシキと牛乳で昼食を取り、牛や馬と戯れてから帰るのが慣例になっていました。
ところが、数年前からは立派な休憩所とレストラン(左写真)が建ってしまい、すっかり観光地になってしまったことは、昔の良さを
知る者としては残念でなりません。 |
|||||
【蓼科牧場】 長門牧場の変貌に比べると、昔ながらの簡素な牧場であり、牛馬も放牧されている。 ここでは、新鮮な牛乳で作られた、ソフトクリームを食べるのが慣例になろうとしています。 また、8月後半になれば、一面にコスモスが咲き誇っる景勝地になります。 |
【白樺湖】 周囲約3.8キロメートル、面積約36ヘクタールの人造湖で、湖面標高は1,416メートルです。 現在は観光開発が進み、ファミリーランド等の 白樺湖を中心とした一大リゾート地として知られています。 我が家にとっては、昔は休息場所でしたが、今では単なる通過点の1つになってしまいました。 |
||||
【ヴィーナスライン1】 |
【ヴィーナスライン2】 |
||||
白樺湖から中央自動車道に向かう途中には必ず寄り道するドライブウェイですが、 天候が良く見通しが良ければ、富士山から南
アルプス の山々までが一望出来る絶景ポイントが各所に点在しています。
ハングライダーやパラグライダーの拠点にもなっており、実際に賑わっている場面に遭遇したこともあります。 いつも思うばかりの
夢物語ですが、また一度は車山高原の山頂の絶景ポイントのホテルで泊まってみたいものです・・・ |
|||||